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レビュー Summicron 90mm F2 3rd E55:寄れる!描写力の高い中望遠レンズ(作例あり)
Leicaのレンズは、最短撮影距離が1m、0.7mのレンズが多く、もう少し寄りたい!と思ったときに寄れない…
Leicaレンズは、寄れないレンズとして有名ですよね。
もう少し寄って撮りたい!と思うことも多くなってきたので、「Summicron 90mm F2 3rd」を購入しました。
マクロレンズやクローズアップレンズ、マクロアダプターといった選択肢もありましたが、丁度、中望遠レンズも欲しかったので、撮影の幅が広がる「Summicron 90mm F2」を選びました。
価格は、Leicaレンズの35mm、50mmといったレンズよりは、リーズナブルな価格となっているので、比較的、手に入れやすいかと思います。2021年5月現在は、Leicaレンズは高騰傾向にありますが…
この記事では、作例を踏まえながら、良かった点と残念な点をレビューしていきます。
- ボケや描写力が良い
- コンパクトで持ち運びしやすい
- 絞るとシャープに撮ることが出来る
- フォーカスリングが硬い
- ちょっと重い
Summicron 90mm F2 3rd E55フォトレビュー
スペック
スペック | |
---|---|
焦点距離 | 90mm |
F値 | F2〜16 |
レンズ構成 | 4群5枚 |
フィルター径 | E49-E55 |
最短撮影距離 | 1m |
レンズマウント | Mマウント |
年代 | 1980-1998 |
重さ | 502g |
例に漏れずに「Summicron 90mm F2」も最短撮影距離が1mとなっていますが、圧縮効果で寄ることが出来ます。
F2まで開放できるので、暗いところでも撮影することが出来るが、90mmとしてはちょっと重く感じてしまいます。
とはいっても、XF90mmF2 R LM WRといった他社のレンズと比較するとコンパクトな方なので持ち運びはしやすい方なんですが。
シリアルナンバーは、”3720886″なので、最近まで作られていたレンズになります。
付属品と外観デザイン
- レンズ本体
- フロントキャップ(純正)
- リアキャップ(純正)
中古で購入したので、最低限のモノしか付属していませんでした。もちろん箱もないので、ちょっと寂しいですが、レンズが使えれば問題ありません。
フロントキャップに薄らとLeicaのロゴがあります。フードを仕舞い、フードの上から直接被せるタイプになります。
外観の方は、ちょっとだけ使用の際に付いたであろう擦り傷はあります。数字のメモリなどはしっかりと印字されているので許容範囲内です。
他に目立った傷もないので、外観は比較的、良い状態。
前玉と後玉には、クモリやカビはないが、拭き傷、ちょっとしたチリの混入はありました。撮影に支障はないレベルなので気になりません。
実際にLeica M10-Pに装着するとちょっと存在感はありますね。
馬鹿でかい中望遠レンズという訳ではないので、スナップを撮っていても目立たないのは良いですね。
フードは組み込み式
「Summicron 90mm F2」のフードは、レンズと一体型となっており組み込まれています。
フードの着脱をしなくても良いのは便利。
Summicron 90mm F2の作例
最初の1枚だけが開放での撮影ではあるが、ボケもうるさくなくて良い感じです。絞ればキリッとシャープに映し出してくれるし、結構、描写力や解像度も良いので気に入っています。
ただ、90mmのブライトフレームは狭いのでピントを合わせるのがシビアになってきます。普段、35mm、50mmに慣れていると、より合わせづらさを感じてしまうかもしれません。
慣れるまで時間はかかってしまうが、何回かシャッターを切れば慣れてしまいます。
カラーとモノクロの作例を載せておいたので、参考になれば嬉しいです。
Summicron 90mm F2 3rd E55の残念なところ
フォーカスリングが硬い
個体差があるかもしれないが、購入した「Summicron 90mm F2」は、フォーカスリングがちょっと硬めでした。
慣れてしまえば問題ないですが、咄嗟のピント合わせには辛いものがあります。
ちょっと重い
レンズ単体だけで、502gもあり、655gのLeica M10-Pに装着すると、1kg超えてしまい重さを感じてしまいます。
ネックストラップで、長時間首からぶら下げていると肩こりになってしまいます…Summicron 90mm F2は、常に装着することは出来ないが、いざという時に、役立つレンズ。
さいごに:こんな方におすすめ
- コンパクトな中望遠レンズが欲しい方
- 大口径の中望遠レンズが欲しい方
- 寄って撮影がしたい方
「Summicron 90mm F2」は、コンパクトだけどちょっと重めの中望遠レンズではあるが、ボケの感じ良くて描写力も高いので気に入っています。
花や物撮りといった寄って撮影したいときにも使うことが出来るし、愛猫のふうちゃんを撮るときに重宝しています。気配を悟られないように撮れるのは良いですよ。
Leicaでも寄って撮りたい!という方にはおすすめのレンズ。
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