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GR ⅢとGR Ⅲxどっちが良い?スペック・画角・マクロ・クロップ解像度を比較してみた
GR Ⅲシリーズが欲しくて、公式ホームページやレビュー記事、動画を漁ってしまっています。
スマホのカメラ機能が高スペックになっても、細かい表現はカメラの方が良いし、何より、GR Ⅲのコンパクトでかっこいいデザインに惹かれてしまいます。
いろいろ検討した結果、GR IIIとGR IIIxの2つを購入しました。
この記事では、GR IIIとGR IIIxの2つのスペックや画角、クロップの画素数、マクロ撮影などの比較をしていきます。
購入する方の参考になれば嬉しいです。知りたいことがあれば、コメント欄などに頂けたら検証することも出来るかもしれないので、よろしくお願いします。
GR IIIとGR IIIxのスペック比較
GR Ⅲ | GR Ⅲx | |
---|---|---|
レンズ | 4群6枚(非球面レンズ2枚) | 5群7枚(非球面レンズ2枚) |
焦点距離 | 28mm(35mm換算) | 40mm(35mm換算) |
最短撮影距離 | 標準:約0.1m~∞ マクロモード:約0.06m~0.12m | 標準:約0.2m~∞ マクロモード:約0.12m~0.24m |
F値 | F2.8~F16 | F2.8~F16 |
有効画素数 | 約2424万画素 | 約2424万画素 |
感度 | ISO100~102400 | ISO100~102400 |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 | 1/4000~30秒 |
手振れ補正 | 撮像素子シフト方式 (Shake Reduction)(3軸補正) | 撮像素子シフト方式 (Shake Reduction)(3軸補正) |
クロップ | 35mm、50mm | 50mm、71mm |
充電方式 | USB Type-C | USB Type-C |
サイズ | 約109.4(幅) × 61.9(高) × 33.2mm(厚) | 約109.4(幅) × 61.9(高) × 35.2mm(厚) |
重さ | 約257g(バッテリーなど込み) | 約262g(バッテリーなど込み) |
GR IIIとGR IIIxの最大の違いは、レンズの構成と焦点距離、クロップサイズ、本体のサイズと重さだけです。
このことを考慮して、比較しながら書いていきます。
ちなみに、すっかりGRに魅了されてしまい、フィルムカメラのGR1sを購入しました。フルサイズGR最高です。
GRⅢ
GR IIIx
GR IIIとGR IIIxの撮影の比較
実際に、28mmのGR IIIと40mmのGR IIIxの画角を比較してみました。
屋外と屋内での撮影比較なので、その場のシチュエーションに合わせて撮影設定は統一しています。
イメージコントロールは、ネガフィルム調です。
28mmと40mmの画角を比較
当たり前ではあるが、広角レンズの28mmの方が広く撮影が出来る分、撮りたい被写体が遠いと自分の足で寄る必要があります。
周辺の様子をたくさん写すことが出来るので、被写体だけでなく、その場の雰囲気も切り撮ることが出来ます。
40mmは、望遠よりのレンズなので、28mmよりも画角が狭い分、被写体をよりフォーカスして撮ることが出来ます。
自分が何を写したいかをハッキリしているときに、40mmの画角は便利です。
28mmと40mmのボケ具合の比較
GR III
F2.8で28mmの最短撮影距離とマクロモードの最短撮影距離で撮影してみました。
28mmの広角レンズでも最短撮影距離で撮影することで、ボケ具合も良い感じだと感じています。
マクロモードなら40mmのGR IIIxよりも寄って撮影することが出来ます。
GR IIIx
F2.8で40mmの最短撮影距離とマクロモードの最短撮影距離で撮影してみました。
素人目ではあるが、GR IIIとGR IIIxのボケ具合はどちらも変わらないと感じています。
寄れるか寄れないかの違いが大きいので、上手く使えばGR IIIxでもポートレート撮影も出来ます。
クロップ撮影の画質
GR III
GR IIIは、28mmが標準画角で、クロップで35、50mmの画角で撮影することが出来ます。
クロップ撮影は、被写体が遠いときや画角を整理したいときに上手く活用することが出来ます。
クロップ撮影は、ズーム撮影とは違うので、画質の劣化に注意が必要です。といっても1,000万画素数あればA4サイズにもプリントすることが出来ます。
- 28mm:6000 x 4000で約2,400万画素数
- 35mm:4800 x 3200で約1,536万画素数
- 50mm:3360 x 2240で約753万が素数
GR IIIx
GR IIIxは、40mmが標準画角で、クロップで50、71mmの画角で撮影することが出来ます。
GR IIIxは、71mmまでクロップ撮影が出来るので、中望遠レンズのように使うことが出来ます。
クロップ撮影は、ズーム撮影とは違うので、画質の劣化に注意が必要です。GR III同様に、1,000万画素数あればA4サイズにもプリントすることが出来ます。
- 40mm:6000 x 4000で約2,400万画素数
- 50mm:4800 x 3200で約1,536万画素数
- 71mm:3360 x 2240で約753万が素数
マクロ + クロップを比較
GR III
GR IIIは、28mmマクロモードでも0.12mとかなり寄って撮影することが出来ます。
画質と引き換えになるが、クロップモードを使えば、最大0.06mまで被写体に寄って撮影することが出来ます。
- 標準:約0.1m~∞
- マクロモード:約0.06m~0.12m
クロップモードを使うと、画質が劣化するので注意して下さいね。
- 28mm:6000 x 4000で約2,400万画素数
- 35mm:4800 x 3200で約1,536万画素数
- 50mm:3360 x 2240で約753万が素数
GR IIIx
GR IIIxは、40mmマクロモードでも0.2mまで寄ることが出来るが、GR IIIと比較すると0.1mの差があります。この差は結構、大きく感じます。
画質と引き換えになるが、クロップモードを使えば、最大0.12mまで被写体に寄って撮影することが出来ます。
- 標準:約0.2m~∞
- クロモード:約0.12m~0.24m
クロップモードを使うと、画質が劣化するので注意して下さいね。
- 40mm:6000 x 4000で約2,400万画素数
- 50mm:4800 x 3200で約1,536万画素数
- 71mm:3360 x 2240で約753万が素数
GR IIIシリーズの良いところ
軽くてコンパクトだから気軽に持ち運べる
GRシリーズは、APS-Cセンサーを搭載しているのに、他社のカメラよりもかなり軽くてコンパクトです。
手のひらに収まるコンパクトサイズだからポケットに入れたり、カバンの中に忍ばせておくことが出来ます。
とりあえず、カバンなどに入れておけば、カメラが使いたい!と思ったときに使える喜びを感じることが出来ます。
コンパクトカメラが気に入っている理由は「コンパクトは正義!コンパクトカメラで写真ライフが幸せになれた5つの理由」に詳しく書いたので、興味がある方は覗いてみて下さいね。
スマホよりも良い描写で撮れる
今のスマホは、解像度も上がってかなり綺麗な写真が撮れるようになりました。
それでも大きなセンサーを積んだカメラの描写や解像度には、まだまだ敵わないと感じています。
特に、スマホで言うところのポートレートモードのボケを作った写真は、センサーが大きいカメラの方が綺麗なボケの写真を撮ることが出来ます。
スマホ感覚で気軽に撮れるGRシリーズは最高のカメラです。
マクロ撮影も出来る
GR IIIは、約0.12m~0.24m、GR Ⅲxは、約0.12m~0.24mまでレンズを交換することなく撮影することが出来ます。
普通の一眼レフカメラなどは、マクロレンズに交換してマクロ撮影をするが、GRシリーズはレンズを交換することなくマクロ撮影することが出来るのです。
等倍マクロ撮影ではないが、それでも十分な拡大、解像度で撮影することが出来るので、レンズ交換することなく1台で完結出来る便利カメラです。
下記のリンクにマクロ撮影など詳しいことを書いてあるので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
GR IIIはこんな方におすすめ
- 被写体の回りの風景も一緒に撮りたい方
- 風景など広い空間を撮りたい方
- スナップ撮影を楽しみたい方
- マクロ撮影も楽しみたい方
GR IIIの良いところは、28mmの広い画角で風景や街並みといった、広い空間を撮影することが出来ます。
40mmでは収まり切れないところ、被写体の回りの風景も撮影することが出来るので、28mmは、より日常の記録やスナップ撮影に適した画角です。
GR IIIxよりも最短撮影距離も短いので、マクロ撮影なども楽しみたい方におすすめです。
作例も含めて「レビュー RICOH GR III Diary Edition:カジュアルな万能スナップシューター(作例あり)」に詳しく書いてあるので、参考にしてみて下さいね。
GR IIIxはこんな方におすすめ
- より被写体にフォーカスして撮影したい方
- ポートレート撮影したい方
- 物撮りなどもしたい方
- クロップで中望遠レンズとしても使いたい方
GR Ⅲxは、40mmという画角で28mmよりもより被写体にフォーカスした撮影が出来ます。画角が狭い分、被写体を際立たせて撮影が得意な画角となっています。
GR IIIよりは寄ることは出来ないが、クロップ(50・71mm)とマクロ撮影を組み合わせたらGR IIIよりも物撮りがしやすいです。
このサイトでもレビュー記事の物撮りはGR IIIxで撮った写真がほとんどです。それぐらい物撮りに最適なカメラでもあります。
GR IIIxは、被写体をよりフォーカスした撮影をしたい方にはおすすめです。
作例も含めて「レビュー RICOH GR Ⅲx(GR3x):コンパクトは正義!40mmからマクロまで万能なカメラ(作例あり)」で詳しく書いてあるので、参考にしてみて下さいね。
まとめ
私は、風景や街並みを撮るときは、広い画角で撮影が出来るGR IIIを使い、主に物撮りや被写体をフォーカスした撮影をするときはGR IIIxを使っています。
どっちも買うことが一番の正解だとは思うが、まずは、自分がどんな写真を撮りたいかを考えてみると、GR III(28mm)かGR IIIx(40mm)いいのかが分かってくると思います。
それでは、良い写真ライフを!
GRⅢ
GRⅢx
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