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レビュー Color Skopar 50mm f2.5:コンパクトで軽い!ほどよい描写力の優等生レンズ(作例あり)
出来るだけコンパクトで軽いレンズが欲しいと思い、いろいろと探していたところに「Color Skopar 50mm f2.5」に出会いました。
このレンズは2002年に発売されたレンズなので、中古で手に入れるしかありません。
その中古市場もなかなか良い個体に出会うことがなかったが、ご縁あって優しい方から譲り受けることが出来ました。嬉しい。
実際に使ってみると、50mmなのにコンパクトかつ軽いので、持ち運びがしやすいレンズです。
F2.5と決して明るいレンズとは言えないが、開放では自然なボケで被写体を際ださせて、絞ればカリカリ!とまではいかないが、線の柔らかい描写の写真が撮れます。
Color Skopar 50mm f2.5は、カリカリ描写が苦手な方におすすめなレンズです。
この記事では、作例も踏まえながら、良かった点と残念だった点をレビューしていきます。
- コンパクトで軽い
- ほどよい描写力の写真が撮れる
- デザインがかっこいい
- フィルターがフードと干渉する
- なかなか良い個体がない
Color-Skopar 50mm f2.5 フォトレビュー
スペックと外観デザイン
スペック | |
---|---|
レンズ構成 | 6群7枚 |
マウント | VLマウント |
焦点距離 | 50mm |
F値 | 2.5 |
最短撮影距離 | 0.75m |
フィルター | 39mm |
製作年 | 2002 |
カラー | ブラック/シルバー |
重さ | 208g |
「Color Skopar 50mm f2.5」の最大の特徴は、7枚のレンズを使っているのに、208gと軽くてコンパクトなレンズとなっています。
最短撮影距離も0.75mとMマウントレンズとしては微妙なところではあるが、1mしか寄れないレンズのことを考えると寄れるレンズです。
カラーは、ブラックとシルバーの2つがあるが、ブラックボディにはシルバーが似合うと感じています。
2002年に発売されているので、オールドレンズの部類に入ってくるが、外観の状態はアタリや汚れなどもなく綺麗でした。
レンズ本体に対してピントリングのツマミの部分は大きく感じてしまうが、これがあるからかっこいいのです。
鏡胴に印字されている文字はブラックとレッド。距離計の数値は、フィートとメートルの2つの表記があるので便利です。
後玉は、飛び出ることもなく収まっています。
Color Skopar 50mm f2.5の使用感
Leica MPやTyp246ともデザインの相性が良い
愛用しているLeica MP 0.72とLEICA M Monochrom Typ246に装着してみました。
どちらもブラックボディなので、シルバーがマッチしてかっこいい。
Lマウントレンズなので、Rayqual LMリング50-75 無限ロックレバー付レンズ対応(半欠きタイプ)を使っています。距離連動も問題ありません。
横から見てもレンズが、飛び出し感は少ないので目立ちません。
上から見るとよりレンズのコンパクトさが分かるかもしれません。
個人的には、Leica MP 0.72との組み合わせが好きです。ブラックペイントとシルバーの鏡胴がかっこいい。
コンパクトで軽いから持ち出しやすい
「Color Skopar 50mm f2.5」の公式ホームページでの重さは208gだが、実測では、フードとLMリング、リアキャップ込みで233gと軽量レンズです。
Leica MP 0.72とLEICA M Monochrom Typ246と装着しても1kg以下なので、かなり使い回しの良いレンズです。
HELIAR classic50mm F1.5と比較すると、「Color Skopar 50mm f2.5」のコンパクトさが分かりますよね。
これだけ違うと、レンズを複数持ちするときのハードルは、グッと下がります。やっぱり、軽さとコンパクトは正義です。
ピントリングの操作性が良い
ピントリングを回すためのつまみも良いサイズの大きさなので、咄嗟のピント合わせから細かいピント合わせまで、スムーズにピントを合わせることが出来ます。
地味だけど、マニュアルフォーカスのレンズには大事なことです。
フィルターは39mm
「Color Skopar 50mm f2.5」のフィルター径は39mmとなっていますが、厚さがあるフィルターとフードの併用が出来ません。ケンコートキナーのフィルターは干渉してしまいました。
幸いなことに、手持ちのMARUMI Yフィルターは、フードに干渉するほど厚さがないのでフードを使うことが出来ました。
モノクロしか撮らないのでこれでヨシ。
ちなみに、フィルターはレンズ内側のネジピッチに入れ込む形になります。フードは外側のネジピッチに入れ込みます。
Color Skopar 50mm f2.5の作例
この記事では、LEICA M Monochrom Typ246(デジタル)とLeica MP 0.72(フィルム)で撮ったモノクロ写真を紹介していきます。
開放ではピント中央から周辺にかけてなだらかにボケていきます。絞ってもカリカリ描写ではなく、線が柔らかい雰囲気の写真を撮ることが出来ます。
あまりカリカリすぎるのは苦手なので、良い塩梅の描写で好きです。
デジタル
JPEGで撮りレタッチなどはしておりません。
- 絞り優先
- ISO感度:400
- シャッタースピード:オート
フィルム
- フィルム:ILFORD HP5
- 現像液:ロジナール
Color Skopar 50mm f2.5の残念な点
フィルターがフードと干渉する
上記でもちょろっと述べたが、フィルターによってフードと干渉する可能性があります。
どのフィルターが干渉するかは、装着してみないと分からないところが残念です。
なかなか良い個体がない
「Color Skopar 50mm f2.5」を購入するまでに、中古市場を探してみたが、なかなか良い個体に出会うことが出来ませんでした。むしろレンズ自体がない…
運良く心優しい方から譲り受けることが出来たが、探すのに手間のかかるレンズの一つです。
コシナでのメンテナンスは出来ない
コシナにオーバーホールが出来るかどうかを問い合わせすると、販売終了しているため部品がない理由で断れました。
チリやクモリだけでも!とお願いしたが、上記の理由でお断り…
なので、メーカーでのオーバーホールは出来ないので、そこら辺を理解した上で探した方が良いかもしれません。
さいごに:こんな方におすすめ
- コンパクトな50mmレンズを探している方
- ほどよい描写の50mmレンズを探している方
- デザインのかっこいいレンズが欲しい方
「Color Skopar 50mm f2.5」は、開放や絞りの描写に特徴的なところはないが、フラットな写真を撮ることが出来ます。
なによりコンパクトで軽いレンズなので、持ち運びやすいのがお気に入りです。デザインもかっこいいし満足度の高いレンズ。
気になった方は、ぜひ、根気良く中古市場を探してみて下さいね。
それでは良い写真ライフを!
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