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【レビュー AirPods Pro】音質はイマイチだがノイズキャンセリングは最高!
以前のAirPodsは、音質がイマイチだったので、購入せずにスルーしていました。
今回のAirPods Proは、試聴すると、前作よりも音質も向上しているし、ノイズキャンセリングが素晴らしい完成度だったので購入しました。
音質が向上したといっても、音質に拘っている方には、物足りなさはあるので、良くも悪くもAppleのイヤホンです。
しかし、ノイズキャンセリングの完成度がかなり良くて、夜明け前の森の中にいるような感覚になってしまいます。
それぐらい、ノイズキャンセリングの完成度が高かったのも、購入した理由でもあります。
この記事では、AirPods Proの音質のことを細かく書くのはもちろん、良かった点と残念だった点をレビューしていきます。
- ノイズキャンセリングの完成度が高い
- 外部音の取り込みが自然で聞きやすい
- 低音域は思った以上に拾ってくれる
- うどん部分での操作が快適
- 音質はイマイチ(特に高音域)
- 専用のイヤーピース
- 取り扱いがホワイトしかない
- 充電方式がLightningケーブル
AirPods Pro スペックと特徴
- ノイズキャンセリングあり
- 外部音取り込み機能あり
- ワイヤレス充電が可能
- 耐汗耐水性能(IPX4)
- イヤホンサイズ:30.9(高さ)× 21.8(幅)× 24.0(厚さ)
- イヤホン重さ:5.4g
AirPods Proの目玉スペックは、なんといってもノイズキャンセリングです。
完全ワイヤレスイヤホンで、ノイズキャンセリング搭載しているイヤホンは少ないので、AirPods Pro待望の機能ですね。
ワイヤレス充電にも対応しているので、気軽に充電することが出来るのも嬉しい。
ちょっと残念なのは、防水機能がIPX4しかないので、ちょっとした汗などの生活防水機能しかないことです。
- 全体的バランス:
- 遮音性:
- 高音域:
- 中音域:
- 低音域:
AirPods Pro フォトレビュー
パッケージ内容
- AirPods Pro
- バッテリーケース
- イヤーピース
- ライトニングケーブル USB-C
- 説明書
iPhone 11 Proと同じ、Lightningケーブル USB-Cを採用しています。
なんだろう、完全にUSB Type-Cに完全に対応して欲しいと思っているのは、ぼくだけではないはず。
うどん部分は短くなった
AirPods Proのうどん部分は、約3cmとなっているので、耳にかけている状態でも目立ちにくい仕様になっています。
以前のAirPodsは使ったことがないので、どれぐらい短くなったのか比較することは出来ないが、短いことにこしたことはありません。
ノイズキャンセリングは、夜明け前の森の中にいるような静寂さ
AirPods Proのノイズキャンセリングは、すごく完成度が高く、まるで夜明け前の森の中にいるような感覚に陥ります。
誇大表現とかではなく、ノイズキャンセリングをオンにした瞬間に、引き込まれるような静寂に飲み込まれます。
AirPods Proのノイズキャンセリングは、電車の中での話し声やカフェで隣りの話し声、テレビの音、車の走る音、雨音、紙のシャカシャカ音といった生活で聞こえる低音のノイズをある程度、消してくれます。
ある程度、と書いたのは理由があり、完全にはノイズを消してはくれません。
たとえば、
- ハイヒールの音は聞こえる
- 電車のカタンカタンと走る音は聞こえる
- 電車のアナウンスは聞こえる(音楽の音量を小さめ)
- キーボードのタイピングする音
- 女性の高い声
上記に上げた高い音は、聞こえやすいです。
低音が聞こえなくなると、ほぼ、無音状態になってしまうので、ノイズキャンセリング性能の良さにはびっくりしています。
AirPods Proのノイズキャンセリングを使うことで、ノイズに邪魔されることなく、どこでも自分の世界を楽しむことが出来ます。
特に電車通勤のときにも、読書に没頭することが出来ます。
集中して作業をしたいときは、音楽は流さず、ノイズキャンセリングだけをオンにし、無音状態にすることで作業や瞑想にも没頭することが出来ます。
邪魔なノイズをノイズキャンセリングで排除しながら、集中して作業などに打ち込んでいます!
外部音の取り込みは、イヤホンを付けていないような感覚になる
外部音の取り込みも、うどんの部分を長押しで切り替えることが出来るので、会話をするときに、いちいちイヤホンを外すこともなくなりました。
直接、耳で聞くような音質ではないが、鮮明に聞くことが出来ます。
カナル型のイヤホンで密閉されているはずなのに、しっかりと外部の音が聞こえてしまうので、不思議な感覚です。
音楽を聴きながらでも、外音取り込みも出来るので、車の音の確認や電車、飛行機のアナウンスなどの確認出来るのも嬉しいポイントです。
イヤーピースは、大きめの方がフィット感がある(落下防止)
イヤーピースのサイズは、S、M、Lあります。MはAirPods Proに装着されています。
今回のアップデートから、iPhoneで自分に合ったイヤーピースを選べるようになったので、しっかりと選ぶことが出来ます。
ちなみに、ぼくは、落下防止も兼ねて、1番大きいLサイズを使っています。
大きいと、密閉性もアップするので、良い音質で音楽を楽しむことが出来ます。
長く音楽を聴いていても疲れにくい
AirPods Proは、カナル型でシリコンが付いているので、長く使っていても疲れることはありません。
イヤホン本体も5.4gと軽く、しっかりとフィットさえすれば、耳に差し込んでいる感覚がないぐらい、一体感を感じることが出来ます。
耳の小さい女性が使っても、うどん部分が目立つことは少なくなりましたね。
iPhoneに付属して付いているEarPodsは、プラスチック製の部分が耳に接触してしまい、不快感がありましたが、AirPods Proは、シリコンのイヤーピースが緩衝材の役割も果たしているから不快感はありません。
物理ボタンだから誤差操作や不快感がない
- 1回クリック:再生、一時停止、電話に応答
- 2回クリック:次の曲にスキップ
- 3回クリック:前の曲にスキップ
- 長押し:ノイズキャンセリングと外部音取り込みの切り替え
タッチセンサーのイヤホンだと、誤タップといった操作ミスやボタン式のイヤホンだと、耳の中に押し込んで操作をするので不快な思いをしていました。
AirPods Proの基本操作は、うどん部分ですべて行うことが出来るので、操作ミスや不快な思いはしません。
うどん部分をつまむと、クリック音もあるので、操作感を感じることが出来るのがGOOD。
耳に入れている時にだけ、押している感覚やクリック音が聞こえるのが不思議です。
AirPods Proの肝心な音質
音質の好みは、味覚と同じで人それぞれだから、出来るだけ客観的に書いていきます。
結果から言うと、良くも悪くもAppleらしい万人受けする音質で、音楽を聴く分の音質は保証はされています。
- 全体的バランス:
- 遮音性:
- 高音域:
- 中音域:
- 低音域:
高音域:荒削りでクリア感はちょっと乏しい
荒削りといっても、音割れしてキンキンの高音とは違い普通に聴ける程度の高音域は出してくれます。
ただ、女性ボーカルの澄んだ声やJAZZのピアノといったサウンドのクリア感が乏しいく、テキストでは伝えにくい不完全燃焼な感じがあります…
AirPods Proで、宇多田ヒカルの”トラベリング”を聴くと、高音域と低音域が上手く噛み合っていないく、低音が浮ついた感じになり、音の奥行きを感じることが出来ませんでした。
高音域が上手く出ていないと、解像度も低く、空間表現がちょっと乏しく感じてしまいます。
とはいっても、普通に聴く程度の完成度ではあるので、音質に拘りがなければ気にならないでしょう。
中・低音:拾ってはくれるがダイナミックな臨場感は乏しい
高音域とは違い、低音域は思った以上に拾ってくれます。
ただ、高音域が荒削りな分、低音域が浮ついてしまい、音の広がりや奥行き感がなく、結果的に臨場感の乏しいサウンドになっています。
たとえば、メロコアにあるドラムのドタバタ感、シンガロングパートもイマイチ、テンションが上がりません。
低音域でありがちな、こもり低音なので、くっきりとした輪郭は感じにくいです…
逆に、高音域がイマイチな分、こもり低音が良い意味でバランスを取っているので、音質の拘りがない方への万人受けする音質となっています。
実際に、音質に拘りのない妻は、絶賛していて自分も欲しい!とテンションが上がっていました。音質にうるさい、ぼくからすると、ちょっとうーん…といった感じですが。
昔からAppleイヤホンを使っている方は分かると思うが、AirPods Proの音質は、良くも悪くもAppleらしいイヤホンという感じです。
さらに遮音性を高めて音質をアップさせたいなら「AirPods Pro専用の低反発イヤーチップ」がおすすめ。
バランスの取れた音質が好みの方は、「SONY WF-XB700」がおすすめ。重低音が良い感じ。
動画でも声の遅延がなく楽しめる
完全ワイヤレスイヤホンで、動画を観ると、声の遅延が起こりがちだが、AirPods Proでは、遅延が全く起きませんでした。口の動きと声がしっかりと合って聞こえるので違和感はありません。
Bluetooth 5.0なので、接続は強く、音切れもすることもかなり少ないです。
どんな完全ワイヤレスイヤホンでも多少のラグがあったりと違和感があったが、AirPods Proでは違和感すら感じません。
この辺はさすが、Apple製品だなと感じてしまいました。
気になるバッテリーの持ち具合
- イヤホン本体:4.5時間
- バッテリーケース:24時間
充電しないでAirPods Proを3日間、1日2時間使ってみるとバッテリーの残量は53%でした。
思った以上に使うことが出来るので、使い方次第では、1週間は持ちますね。
バッテリー切れになってもモバイルバッテリーで充電することも出来るので、充電を忘れてしまっても安心です。
AirPods Proの残念なところ
- 音質はイマイチ(特に高音域)
- 専用のイヤーピース
- 取り扱いがホワイトしかない
- 充電方式がLightningケーブル
約3万もする完全ワイヤレスイヤホンなので、Appleは音質も拘って欲しかったです。
正直なところ、音質を求めるなら、1万円以下でも良いイヤホンはあるので、AirPods Proを選ぶ理由は、iPhoneとの連携が良いのとノイズキャンセリング機能が使えるからですね。
AirPods Proに音質を求めるとストレスなので、操作性の面で快適に使えるイヤホンとして使う方が無難です。
他にも、専用のイヤホンを使っていから、市販のイヤーピースを使うことが出来ないのが残念。
紛失したらApple Storeで購入するのかな?価格は4ドルかかるそうです。
さいごに:ノイズキャンセリングのために購入する価値アリ!
- iPhoneを使っている方
- ノイズキャンセリング使いたい方
- 疲れにくい音質を楽しみたい方
AirPods Proは値段も高い割には、音質はあまり良くないのでおすすめ!とは言えないのが正直な感想です。
しかし、ノイズキャンセリングの完成度が、すごく良いので、iPhoneを使っていて、ノイズキャンセリングが使いたい方には、ぜび、試して欲しい完全ワイヤレスイヤホンのひとつ。
iPhoneやMacBookとの連携性も良いので、連携性を大切にしている方にもおすすめです。
音質はイマイチだけど、iPhoneを使っていて、ノイズキャンセリングが使いたいなら購入する価値あり。
- 全体的バランス:
- 遮音性:
- 高音域:
- 中音域:
- 低音域:
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