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【レビュー Summar 5cm F2】ふわっとした優しい雰囲気の写真が撮れるレンズ
ふわっとした写真が撮りたくて「Summar 5cm F2」を購入しました。
実際に使ってみると、戦前のレンズとは思えないぐらいしっかりと撮れるし、他のレンズとは一味違う写真が撮れるのがすごくお気に入りのレンズ。
Leicaレンズにしては、比較的、安かったのもあり、ついつい購入してしまったのも理由の一つです。
普段、使っているレンズに飽きてしまったなら、独特な雰囲気の写真の撮れるSummar 5cm F2」はおすすめ。
この記事では、実際に使って良かって点と残念だった点、作例を踏まえながらレビューしていきます。
- ふわっとしたレトロ感のある写真が撮れる
- 絞るとシャープに撮ることが出来る
- 沈胴式レンズの操作感が楽しい
- クモっているレンズが多い
Summar 5cm F2 フォトレビュー
スペック
スペック | |
---|---|
焦点距離 | 50mm |
F値 | F2〜12.5(六角絞り) |
レンズ構成 | 4郡6枚 ガウスタイプ |
フィルター径 | A36(外形36mmかぶせ) 内径34mm |
最短撮影距離 | 1m |
レンズマウント | Lマウント |
年代 | 1933年 |
重さ | 180g |
最短焦点距離は、1mとなっていて、寄れないレンズとなっているが、そこも愛おしくなってきました。良い意味で被写体との距離が撮れます。
開放もF2まで開けることが出来るので、暗い部屋でも撮影がしやすいレンズです。
Lマウントになっているので、Mマウントに変換するための「Rayqual 国産レンズマウントアダプタ leica LMリング50-75」が必要になります。
無限ロック付きの半欠けタイプになっているので、干渉することなくレバーを回すことが出来ます。
付属品と外観デザイン
- レンズ本体
- フロントキャップ
1933年の戦前のレンズとなっているので、付属品は揃っておらず、フロントキャップのみとなっています。
リアキャップは、「Rayqual 国産レンズマウントアダプタ leica LMリング50-75」に付属していた、リアキャップを使っています。
前玉、後玉には、クモリがあり、チリも若干混入しています。クモリは撮影に影響ありますが、このクモリが良いふんわりとした雰囲気の写真を撮ることが出来ます。
この辺は、作例で感じて頂けたら嬉しいです。
沈胴式レンズは癖がある
沈胴鏡胴のレンズとなっており、引き伸ばして使う仕様となっています。現代のレンズでは、少なくなってしまった仕様で、使う度にドキドキワクワクします。
たまに引き伸ばすのを忘れてしまい、ピンボケし放題で撮影してしまう場合もあり、せっかくのシャッターチャンスを逃してしまうこともあります。
沈胴式のレンズは、引き伸ばさないと使えない手間があるので、ちょっと癖のあるレンズ。
レンズの羽根は絞ると六角形状になります。フレアが入ると六角状になるので、また、違った雰囲気が楽しめます。
Summar 5cm F2の作例
レンズに付いているクモリの影響なのか、全体木的に、コントラストは低めで、ハイライトがふわっとした感じになって優しい写真が撮れます。開放から絞ってもふわっとしていて、独特な雰囲気が味わえるレンズです。
ふわっとしていてもボケも良い感じで、花やポートレートも良い感じに撮るし、モノクロにすれば、ひと昔前のレトロな雰囲気の写真が出来上がります。
カラーとモノクロの写真をアップしているので、少しでも参考なれば嬉しいです。
Summar 5cm F2の残念なところ
クモっているレンズが多い
戦前のレンズなので、中古で出回っているレンズは、だいたいがクモっていました。たくさん調べてみましたがクモっているレンズが多かったので、比較的、状態の良いレンズを探すしかありません。
中には、カビが生えてしまっているレンズもあるので、しっかりとリサーチしてから購入することをおすすめします。
さいごに:こんな方におすすめ
- ふわっとした雰囲気のあるレトロな写真が撮りたい方
- ポートレートにも使ってみたい方
- 比較的安いLeicaレンズが欲しい方
「Summar 5cm F2」は、他のLeicaレンズと比較すると安く手に入れることが出来ます。状態にもよりますが、3〜5万の間が相場になっていますかね。
安いレンズだからと言っても写真の出来具合いは悪くないし、すごく良い雰囲気のある写真が撮れるので満足しています。普段と違った雰囲気のある写真が撮りたいなら「Summar 5cm F2」がおすすめです。
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