レビュー Summaron 35mm F3.5:暗いレンズだが、開放値で撮れる写真が心地よい!モノクロが最高なんだ(作例あり)

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Leica M10-Pを購入した当初は、Summilux 35mm f1.4が高すぎて購入出来なかったので、同じ画角の「Summaron 35mm F3.5」を購入しました。2021年5月では、50万とかなっているし、とても買えない…

「Summaron 35mm F3.5」を選んだ理由は、モノクロで定評があったのと、カラーでもオールドレンズらしさを感じることが出来るし、フィルム調のグレーディングを楽しめると思ったからです。

あと、デザインがかっこいい。

開放F3.5しかないが暗いレンズと呼ばれているが、シャッタースピードとISO感度を上手く調整すれば、良い味の写真が撮れますよ。

現在は、Summaron 35mm F3.5は、中古でしか手に入れることが出来ないが、比較的、状態の良いモノを手に入れることが出来たので、作例を踏まえながらレビューしていきます。

良かった点
  • カラー、モノクロともに申し分ない描写力
  • 開放値で撮れる写真が心地良い
  • デザインがかっこいい
残念な点
  • 絞りリングとフォーカスリングが一緒に回る
目次

Summaron 35mm F3.5 フォトレビュー

スペックとマウントアダプター

スペック
焦点距離35mm
F値F3.5〜22
レンズ構成4群6枚(ガウス型)
フィルター径22mm
最短撮影距離1m
レンズマウントLマウント
年代1949年
素材真鍮製 クロームメッキ
重さ145g

「Summaron 35mm F3.5」は、Lマウントレンズになっているので、M型ライカで使う場合は、Mマウントに変換するためのアダプターが必要になります。

「Summaron 35mm F3.5」は無限ロックがあるので、無限ロックレバー付レンズ対応の「Rayqual 国産レンズマウントアダプタ leica LMリング35-135」を購入して使っています。

アダプターにしては、ちょっとお高めではあるが、無限ロックも干渉しないように、反欠けになっているので、問題なく使うことが出来ます。ブラックとシルバーがマッチしていて、見た目もさらに、かっこよくなってしまいます。

付属品と外観デザイン

中古で購入したので、レンズ本体とフロントキャップのみとなっています。

別でレンズフード(FOOKH ズマロン/エルマー35mm F3.5用フード)もあるが、安いレンズが買えそうなお値段になっているので、未だに買えていません。フードを付けると見た目もピシッと締まりかっこよくなるんですけどね。

欲しいけど、悩ましい…

レンズとフロントキャップ

クロームメッキのシルバーで、統一されているデザインが、すごく渋い。

メイドイン・ジャーマニー。

前玉には、目立った傷やくもりもなく比較的、状態は良いです。チリは若干あったが、撮影には支障ないレベル。

外観は、オールドレンズとは思えないぐらい状態が良く、かなり綺麗です。

後玉も同様に綺麗で満足しています。

実際にLeica M10-Pに装着すると、ブラックとシルバーがマッチしているのがお気に入り。ブラックのマウントアダプターもワンポイント的になって良い感じ。

横から見てもコンパクト。出っ張りも少ないので、カバンやリュックにも出し入れがしやすいし、良いな!と思った瞬間にカメラが出しやすいです。

Summaron 35mm F3.5の作例

カラーもふわっとした柔らかい雰囲気の写りです。

全体的にコントラストは低めで逆光にはちょっと弱く感じるが、絞ればパキッとシャープに写してくれます。開放値で撮れる写真が心地良い。


個人的には、モノクロの描写が好きで「Summaron 35mm F3.5」を使うときは、モノクロで撮ることが多かったです。

階調もしっかり出ており、ディテールもしっかりと保たれているので、プリントしても崩れることもありませんでした。

Leicaのオールドレンズで撮るモノクロはすごく良い。ちなみに、「LEICA M Monochrom Typ246」とも相性が良い。

Summaron 35mm F3.5 作例

作例をもっと見たい方は、「Summaron 35mm F3.5 作例」で写真を載せていますので、覗いてみてくださいね。

もうちょっと引いて撮りたい方は「Carl Zeiss Biogon 28mm F2.8 ZM」がおすすめです。引き気味で撮れるので被写体や周辺環境も良い感じに撮ることが出来ます。

Summaron 35mm F3.5の残念なところ

絞りリングとフォーカスリングが一緒に回る

「Summaron 35mm F3.5」の使いにくい点としては、絞りリングとフォーカスリングが一緒に動いてしまうことです。

明るさを調整するためには、フォーカスリングをロックしないといけないのが手間ですよね。

これ撮りたい!と思った瞬間に調整していると、良いタイミングを逃してしまうこともあるので、癖のあるレンズだと感じています。

そういった不便なところも愛おしいんですけどね。

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さいごに:こんな方におすすめ

こんな方におすすめ
  • モノクロとカラーも楽しみたい方
  • ふわっとした描写(開放)を楽しみたい方
  • Summilux 35mm F1.4を手に入れるための繋ぎとして使いたい方

Summilux 35mm f1.4の代わりとして「Summaron 35mm F3.5」を購入したけど、購入して良かったと感じています。デザインも無骨ではあるが、他のレンズにははない使いやすさがあります。

F3.5と暗いレンズではあるが、露出などを上手く調整すれば、モノクロやカラーの描写力も良いし、撮っていて楽しいレンズです。

愛用アイテム

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レビュー Summaron 35mm F3.5

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